ジャンル・エリア : グルメ | 愛知 2024年02月15日
名古屋の人気スイーツ「ぴよりん」を販売する「ぴよりんshopアトリエ店」が14日、春日井市のJR勝川駅近くの高架下でオープンした。心待ちする人々が多く訪れ、開店の90分前には整理券がなくなる人気ぶり。地元特産のサボテンを使った限定品も販売され、入手できた来店者は笑顔を見せつつ、くずれないよう慎重に持ち帰っていた。
ぴよりんは、ひよこをモチーフに、名古屋コーチンの卵を使ったプリンをババロアで包み、粉末状のスポンジをまとわせたスイーツ。これまで名古屋駅でしか購入できなかったが、増産のため名古屋市内にあった工房が春日井に移転し、工房に併設する店舗が新たに作られた。
新店舗では、春日井サボテンのイメージキャラクター「春代」をモチーフに、サボテンパウダーと抹茶を使った「サボテンぴよりん」を3月16日までの期間限定で販売。1日64セットと販売数も少ない限定品を目当てに訪れる人も多く、午後1時の開店より5時間早い午前8時台から来店者が列を作った。
同10時前に始まった整理券の配布は同11時半までに終了し、開店前に「本日分のぴよりんは完売いたしました」との看板を掲げるスタッフが店先に。訪れて肩を落とす来店者にチラシとぴよりんのシールを配っていた。
開店後、限定のセットを手にした名古屋市熱田区の男性(58)は「サボテンぴよりん、かわいいですねえ。ここはJRの真下で来やすくてよいです」と笑顔で商品を掲げた。開店前に訪れたものの整理券に間に合わなかった春日井市の女性は「サボテンぴよりん目当てに来たけどもう終わっていた」と残念がった。
(長谷川和華)