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【福井】九頭竜川サクラマスの釣果祈願に「魚朱印」いかが

ジャンル・エリア : まちおこし | | 生き物 | 福井  2024年02月20日

サクラマスの魚朱印をアピールする平内社長=福井市八ツ島町のフィッシングポイントで

サクラマスの魚朱印をアピールする平内社長=福井市八ツ島町のフィッシングポイントで

 九頭竜川でサクラマス釣りが全面解禁となる16日、福井市八ツ島町の老舗釣具店「フィッシングポイント」が安全な釣行と釣果を願う「魚朱印(ぎょしゅいん)」の販売を始めた。釣行の思い出として持ち帰ってもらおうと、神社仏閣の参拝時に購入できる御朱印に着想を得た。名古屋港水族館(名古屋市)など既に魚朱印を提供している他県の先行例はあるが、県内では初めての試みという。

 サクラマス釣りの聖地と呼ばれる九頭竜川では、1日に一部で釣りが解禁。サクラマスのルアー釣りの発祥の地として全国から太公望たちが訪れており、平内真澄社長は「九頭竜川でサクラマスを釣ったら10年は自慢できる、と言われています」と語る。

 魚朱印は郵便はがきの大きさで、同店の客が九頭竜川で釣った65センチほどのサクラマスの写真や「聖地巡礼」などの文字を和紙の台紙に印刷。九頭竜川を守護する竜神をまつる神社として創建されたと伝わる毛谷黒龍(けやくろたつ)神社(福井市)で祈願を受けた。1枚500円で、店頭と同店のHPから購入できる。

 今後はサクラマス以外に、九頭竜川で釣れるシーバス(スズキ)や、マダイやブリなどの魚朱印も視野に入れている。

 平内社長は「九頭竜川の良さを知ってもらい、サクラマス釣りの体験を通じて福井を訪れる人が増えてほしい。親子で釣りを楽しむように、福井の良さも世代を超えて受け継がれてほしい」と期待を寄せる。

 魚朱印の売り上げは全額を能登半島地震の災害義援金とすることを検討している。問い合わせは同店=0776(24)5005

(金崎千花)