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「昇龍道」春夏秋冬さすらい旅

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なんでもなかった池が観光名所に。「名もなき池(愛称:モネの池)」(岐阜県関市)

2017年1月26日

2年前までは、おそらく観光ガイドにも観光協会のWebサイトにも紹介されていなかった池が大人気を呼んでいる。
今や、この池がある岐阜県関市の観光ポスターにも抜擢されたなんでもなかった池が「名もなき池(愛称:モネの池)」である。

ここを訪れた人がモネの名作「睡蓮」に描かれたイメージを彷彿させるとブログに書いたことがきっかけだったという。
それからはあれよあれよとSNSで拡散され、一躍、人気の観光資源へと育っていった。
まさに、ネット時代が見つけ、育てた観光名所である。

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車で行くならば、東海環状自動車道・関広見ICから約40分、もしくは東海北陸自動車道・美濃ICから約45分。
ICを降りてからは、国道418号から国道256号を走る。

池は、国道沿いにあるのでわかりやすい。
ただし、片道一車線の国道であることと、駐車場台数が限られていることからも、
睡蓮が咲く時期や季節のよい頃には周辺道路は渋滞するという。

もともと神社の前にある湧水から出来た、なんでもない池だったことから、
池の名称はそもそもついていなかった。
しかし、今は「名もなき池(愛称:モネの池)」という名称がつき看板も出ている。

池は国道からほど近い根道神社の手前にある。
神社には珍しい子持ちの狛犬も据えられており、まずは池に行く前にお参りもしたい。

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池は、本当に一見なんでもない池である。
しかし、池に近づいてその水面を見ると、その美しさに感嘆する。

もともと湧き水の美しさはあったというが、
雑草が生え決して見栄えはきれいな池ではなかったという。

雑草を排除し、そこに睡蓮を浮かばせ、鯉を放したことによって、
このなんでもない池が観光名所「名もなき池」に生まれかわった。

池にはモネが描いた太鼓橋ではないが、小さな橋が掲げられており、
その雰囲気はモネの池の愛称に相応しい。

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きれいな水の池を泳ぐ鯉は気持ちよさそうである。
冬の寒い時期には、暖かいところに固まってしまい、なかなか泳ぎ出てくれることはないが、
それでもときどき、泳ぎ出てくる鯉の姿は、とても幸せそうにも見える。

私が訪れたのは1月のこの池にとってはオフの時期であったが、
睡蓮の花が咲くころには、その美しさはさらに見事なものとなるであろう。

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そして、この池には、池の美しさだけではなく、人気者がいる。
黄金の鯉、V字の鯉、ハートマークの鯉など、鯉の模様に話題性があるのである。

そんな鯉を見られるかどうかもこの池に行く楽しみでもある。
私は運よく恋愛成就するというハートマークの鯉を見られたが、その他の鯉は次回の楽しみにしておこう。

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この池のメインの時期はやはり睡蓮の花が咲く5月下旬から10月あたりまでだろう。
ただ、周辺はアジサイの名所でもある。
アジサイの咲く6月から7月あたり、そして、美しい森に囲まれた板取周辺の紅葉が見ごろとなる秋後半もよいだろう。

池の美しさは年中維持されており、いつ訪れても魅力はある。
そんな話題の池へ、ちょっとドライブしてみませんか。

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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

1962年愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部観光政策室長。
愛知大学国際コミュニケーション学部 非常勤講師(国際観光)。
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

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