そこに山があるから・・・
2012年6月 5日
はじめまして。
ブログを始めることになりました岳です。これからよろしくお願いします。
登山家ではありません。フツーのサラリーマンです。
突然ですが・・・人はなぜ山に登るのでしょう?
「そこに山があるから」と言った登山家がいましたが、あなたはいかがですか?
さて、今回登った山のレポートです。
愛媛県、石鎚山(いしづちやま)
標高は1982m、日本百名山のひとつで西日本では一番高い山です。
今回はツアーの引率で地元の登山ガイドさんと一緒に17名のお客さんと登山をしました。
「業務上の登山」です。
登山口「土小屋」です。天気がよかったのでたくさんの登山者で賑わっていました。
ツアー登山なので隊列を組んでゆきます。肌寒いと思っていたらけっこう暑い・・・。 汗を拭きながら、いざ頂上へ!
最高峰の天狗岳が見えてきました。まるで後光が差しているような雲です。
アケボノツツジがまだまだ綺麗です。アケボノツツジは紀伊半島と四国に分布しています。
この花の仲間は三重・滋賀以東ではアカヤシオ、九州ではツクシアケボノツツジです。
山登りをする人には、お花が好きな人が多いです。なので、花の咲く時期は特に混雑します。
このルートの核心部(一番の難所)です。ほぼ垂直の岩場を下ります。
登山ガイドさんが先頭、自分がシンガリで、お客さんに声をかけながら慎重に通過、後をなぞるように追いかけます。
難所を越えてほっとして更に歩くと、やがて山頂に着きました。
「天狗岳の山頂は狭いので順番に立ってくださーい!」と説明したのに、自分が着いたときには既に全員が山頂にいてビックリ・・・!
しかし、この天狗岳山頂に17名がひしめきあっているのも壮観なものです・・・
ちなみに天狗岳はこんな山です。山頂直下は切れ落ちた崖っぷち・・・
矢印のところに17名が立ってました。
やはり、人は頂上(てっぺん)に登るのが習性なのでしょうか?
「そこに山が・・・」と言った人も、きっと、頂上に立つことにワクワクして、楽しくてしょうがなかったのでしょうね。
さて、自分は仕事です。山頂ではお客さんの記念写真のシャッターを切るのに大忙し・・・
結局、ピークを踏むことなく下山しました。「そこに山があるから、お仕事です!」
とにかく、安全第一!無事に下山することがやはり一番の「仕事」。
いよいよ夏山シーズンが始まります。皆さんも安全登山で、楽しく歩いてください!
取材日: 2012年5月19日
ルート: 土小屋登山口・・・弥山(1974m)・・・天狗岳(1982m)・・・夜明峠・・・前社森・・・成就
※文章、写真、所在地などは取材時のものです。あらかじめご了承ください。
また、山の状況も取材時のものですので、お出かけの際にはご注意ください。
- 岳(たけし)
昭和38年、名古屋市生まれ。40代半ばから本格的に山歩きを始める。
20代の頃より今の方が体力も気力もある!と言い切り、旅行会社に勤務しながら、仕事で、プライベートで、
里山から3000m級の山々を軽やかに(?)駆け巡る日々を送る。
モットーは、「やる気と勇気と根気があれば、不可能はない!」
ちなみに、岳はれっきとした本名。