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【石川】地元食材の料理 満喫を 白山市がテークアウト紹介ポスター

ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 石川  2021年06月30日

シカ肉を使ったそぼろ丼とポスターを手にする長壮一さん=白山市釜清水町で

シカ肉を使ったそぼろ丼とポスターを手にする長壮一さん=白山市釜清水町で

 白山市は、地元食材をおいしく調理したテークアウト料理を提供している飲食店を、まとめて紹介するポスターとチラシを作った。市内のすし店や料亭、イタリア料理店など12店舗の料理を掲載している。

 ポスターはA1とA2判の2種類あり、計60枚を印刷。チラシは1500枚を用意した。公共施設などで掲示や配布し、地元の食材に関心を持ってもらう。

 料理は、いずれも地元食材を1つ以上使っている。相木町のレストランcocomi(ココミ)からは、地元野菜が盛りだくさんの彩り豊かな「野菜たっぷり弁当」(税込み950円)を紹介。美川永代町の鮨(すし)美浜では、フグの卵巣を使った伝統珍味ふぐの子を使った「ふぐの子巻」(同1000円)を持ち帰りできる。

 白山麓ならではのジビエ(野生鳥獣肉)を提供する店もある。同市釜清水町の一揆そば長助は、鹿肉そぼろ丼(同900円)を提供。従来は店内でのみ提供していたが、新型コロナウイルス禍の中で、同店初のテークアウトメニューにした。

 白山麓では10年ほど前から、シカの出没が増え始め、樹木の芽や樹皮が食べられる食害が出ている。樹木が枯れることで、山の斜面で崖崩れが増えることも懸念されているといい、店主の長壮一さん(56)は「シカをおいしく食べてもらい、獣害問題の解決になれば」と期待する。テークアウト実施店の一覧は、市のウェブサイトからも閲覧できる。(吉田拓海)