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雲仙、島原を巡る

2009年3月24日

今回の「ぶらっとfrom福岡」は長崎の有名観光地・雲仙、島原を巡ります。

 

1千々石展望台.jpg長崎市内から雲仙へは国道251号を利用。橘湾を右手に見ながら、快適なドライブが続きます。じゃがいも畑が広がり、千々石展望台に到着。

展望台から、藍色の橘湾、小浜の街が眼下に望め、雲が少しかかっていますが普賢岳も見えます。千々石展望台から、小浜温泉へは国道57号を使って10分ほど。

 

2小浜温泉街.jpg温泉で知られる小浜町は福井県小浜市と並び、米国オバマ大統領と同じ名でおなじみに。温泉の源泉は105℃あり熱量世界一といわれています。温泉街の寿司屋、居酒屋も含めた飲食店では、それぞれ工夫を凝らしたちゃんぽんが人気です。小浜から雲仙へはカーブと登り坂が連続します。

3雲仙地獄.jpg雲仙は温泉と書いて「うんぜん」と読まれていた歴史を持ちます。1934(昭和9)年に日本初の国立公園になり、外国人の避暑地としても人気を博しました。現在では温泉のほか、春は雲仙ツツジ、秋は紅葉、冬は霧氷と自然も豊か。

雲仙地獄には30の地獄があり、噴気孔から水蒸気が上がりまるで地獄のようです。

 

4俵石展望所.JPG雲仙温泉街から島原への国道57号は下りカーブが続きます。途中の俵石展望所から、島原湾、天草諸島の絶景が広がります。

5普賢岳.JPG島原の街に入って来ると、雲仙普賢岳の偉容が見えてきます。雲仙岳は普賢岳、妙見岳など8つの山の総称で「三峰五岳」と言われています。1990(平成2)年200年ぶりの大噴火によりできた、山頂の溶岩の山を「平成新山」と呼ばれています。

6浜の川湧水.JPG島原市内では湧水が数多く見られる水の街でもあります。「浜の川湧水」は島原湧水群の中でも古い歴史を持ちます。水を大事にする先人の知恵で、食料品→食器→洗濯など水の流れにより、4つに区切られた洗い場があります。

7武家屋敷.JPG 8武家屋敷街.JPG1618年に島原城を築城した際、城の西側に造られた武家屋敷跡が残っています。鉄砲町は道の中央に水路を設け清流が流れており、生活用水として利用されました。一部の屋敷は中を見学することもできます。

9寒ざらし.JPG島原名物「寒ざらし」。白玉粉で作った小さな団子を湧水で冷やし、蜂蜜や砂糖などが入った特製蜜をかけて頂きます。上品な甘さとのど越しの良さが評判です。

10具雑煮.JPG島原の名物料理といえば「具雑煮」。1637年の島原の乱の総大将・天草四郎は海、山から集めた材料で雑煮を作り、長期間戦ったと言われています。その流れを汲む具雑煮は、山芋、ゴボウ、レンコン、鶏肉、焼きアナゴなど十数種類の具が入っており、1000円前後で食べれます。

11有明海フェリーから見た普賢岳.JPG島原から福岡、熊本方面へは有明海を横断するフェリーもおすすめ。有明フェリーは、島原市内から約30分ほど北にある多比良港と長洲港(熊本県)を45分で結びます。フェリーから普賢岳をはじめとした雲仙岳を眺めながらの航海です。

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取材担当プロフィール

東 淳二郎

1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。

ぶらっ人編集部 @buratto_tabi