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【三重】鈴鹿で寒紅梅の花ほころぶ ライトアップも予定

ジャンル・エリア : まつり | イルミネーション | 三重 | 自然 |   2020年01月20日

大寒を前にほころび始めた梅の花=鈴鹿市山本町で

大寒を前にほころび始めた梅の花=鈴鹿市山本町で

 「大寒」(20日)を前に、鈴鹿市山本町の「鈴鹿の森庭園」で赤や白の梅の花がほころびだした。津市高野尾町の園芸会社「赤塚植物園」が管理し、見頃になれば一般公開する。

 早咲きの寒紅梅(かんこうばい)が14日、野生種に近い白梅が16日に咲き始めた。今季は暖冬だが、開花時期は例年と同じという。鈴鹿山脈を背景にした梅園には、名物の高さ6メートルほどのしだれ梅200本が植えられ、日に日につぼみが膨らんでいる。

 梅園は6年前に開業し、新名神高速道路・鈴鹿パーキングエリアのスマートインターチェンジ近くにあり、1カ月余のシーズン中に7万人が訪れる鈴鹿の新たな観光スポット。植物園が20年ほど前から産地の九州などから1本ずつ名木を取り寄せ、枝の剪定(せんてい)など栽培技術を研究している。生育に欠かせない日当たりを良くするため、冬場に木の植え替えもしており、梅園担当の波尻(はじり)憲人さん(52)は「『八方美人』という言葉があるが、どの方向から見てもきれいに見えるように仕立てている」と話す。

 今年は2月22日から3月下旬まで梅園を公開する「しだれ梅まつり」を計画している。公開から1週間ほど後に見頃を迎え、全園をライトアップする。

 (酒井直樹)