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【愛知】茶器の歴史物語、碗で触れてみて 県陶磁美術館

ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 歴史 | 芸術  2021年12月02日

喫茶文化の変遷を伝える各種碗=瀬戸市の県陶磁美術館で

喫茶文化の変遷を伝える各種碗=瀬戸市の県陶磁美術館で

 茶器の変遷をたどる展示「喫茶の碗(わん)の物語-中国陶磁への憧れ、そして…」が、瀬戸市の県陶磁美術館で開かれている。12日まで。

 19点の碗を紹介。黒い釉薬(ゆうやく)が施され、鎌倉時代に寺院や武家で主に使われた「天目」に始まり、中国から伝わった唐物、茶の湯に適しているとして取り入れられた朝鮮半島産の高麗物、日本で作られた和物の「茶碗」へと続く。瀬戸・美濃産の黄瀬戸や黒織部の器も並ぶ。

 唐物や和物茶碗3種のレプリカを手に取って回すと、スクリーン(8K)に映った碗が同じ動きをする仕掛けの「ふれる・まわせる名茶碗」も併設している。同美術館の伊藤嘉章総長は「触った後で実物を見てほしい」と話している。

 月曜休館。午前9時半から午後4時半。一般400円、高校・大学生300円、中学生以下は無料。