ジャンル・エリア : 展示 | 文化 | 歴史 | 福井 2022年08月17日
あわら市郷土歴史資料館(春宮二)で夏季企画展「あわらの古墳せいぞろい~福井平野との比較~」が開かれている。同市と福井平野周辺の古墳から出土した埴輪(はにわ)や土器、鉄製品など約80点が展示されている。28日まで。
あわら市には400基以上の古墳が存在した。会場には、市内の古墳と福井平野周辺の古墳からの出土品をそれぞれ時期ごとに並べている。
中でも市東部に位置する横山古墳群は300基以上が集まる代表的な古墳群で、北陸では珍しく前方後円墳が密集している。出土品は古墳群の航空写真や古墳の分布図と見比べながら鑑賞でき、まだ謎の多い横山古墳群の一端を垣間見ることができる。
担当者は「古墳は家のすぐそばにもあるかもしれない身近なもの。小さいものもあるが、昔のことを知る材料になる大事なものであることを知ってほしい」と話していた。
午前9時半~午後6時。毎週月曜と第4木曜日が休館日。観覧無料。 (畑明日香)