ジャンル・エリア ： 展示 | 海 | 生き物 | 福井 | 自然　 2022年08月18日

改装オープン後の１００万人目となった家族＝若狭町の県海浜自然センターで

　若狭町の県海浜自然センターが１７日、改装オープン後の来館者１００万人を達成した。同センターの金森洋所長は「これからも体験学習を中心に若狭湾、三方五湖の魅力を発信していきたい」と意気込みを新たにした。
　
　１９９９年に自然体験施設として開館した同センターは当初、置き型の水槽などを使って展示をしていた。２０１４年の改装では外観と同時に大型水槽など施設も充実させ、毎年１０万人前後の来館者が県内外から訪れている。
　
　１００万人目となったのは、京都市舞鶴市の家族。家族そろって海好きで、年に何度か若狭町内への日帰り旅行のたびに立ち寄るという。高さ２メートルの「ふしぎな水そう」で魚に餌をやる子供を見詰め、父親は「最初は魚に触れるのを怖がっていたのに平気になった。成長を感じられるのも楽しい」と目を細めていた。
　
　センターからは体験学習の講師が海の漂流物で作った「ビーチクラフト」など記念品が手渡された。金森所長は「コロナ禍などで来館者が少し減ったが、もっと楽しめるように企画展などで工夫を凝らしていこうと思う」と話した。
　（宮崎雅仁）