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【滋賀】おはぎと紅茶でおもてなし 三井寺観音堂前にカフェ開店

ジャンル・エリア : まちおこし | 特産 | 近畿  2023年01月20日

県産米を使ったおはぎ

県産米を使ったおはぎ

 大津市の三井寺観音堂前に、従来の土産物店を改装した「CaFé KanOn(カフェ カンノン)」が新たにオープンした。県産米を使ったおはぎと、いれたての紅茶で参拝者らをもてなす。

 土産物店の売り上げが落ち込んだことから、参拝者らがひと息つける場所にして活性化させようと、寺が建物の新しい活用法を検討していた。寺とつながりがあった、建築デザインなどを手がける松井商事(大阪府枚方市)がカフェを運営する。

 開店準備には約3年を費やした。当初はおはぎ以外に、おしるこなどを考えていた。同社の松井昌彦社長(58)は「おしるこは地域ごとに味が異なる。全国各地から参拝者が訪れる三井寺でも、違和感なく楽しんでもらえるよう、おはぎを選んだ」と話す。

 できたてを味わえるよう、県産米を少しずつ炊き、みずみずしい状態で提供する。1個250円で、県産の朝宮茶を使った「抹茶」や、大納言あずきの「如意輪あずき」などの定番のほか、季節限定の味も用意する。

 紅茶はドイツの老舗ロンネフェルト社の茶葉を使用。客は、いれる前の香りを楽しみながら自分好みの茶葉を選び、注文に応じて従業員が客の前でいれる。全8種類で各550円。

 17日の開店式典で、松井社長は「どこにも負けない物をそろえた。また三井寺に来たいと思ってもらえるような店になっている」と語った。営業は午前10時半からで、当面は午後4時まで。水曜定休(2月からは火曜定休)。

観音堂前にオープンした「カフェ カンノン」=いずれも大津市の三井寺で

観音堂前にオープンした「カフェ カンノン」=いずれも大津市の三井寺で

 (北村大樹)