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【愛知】古典に学び味わい追求 名古屋で「謙慎書道会」中部展

ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 文化 | 芸術  2023年03月29日

会場を見学する神田真秋・愛知芸術文化センター総長(左)ら=名古屋・栄の県美術館ギャラリーで

会場を見学する神田真秋・愛知芸術文化センター総長(左)ら=名古屋・栄の県美術館ギャラリーで

 文化勲章受章者の故西川寧(やすし)さんの教えを受け継ぐ全国規模の書道団体「謙慎書道会」の第59回中部展(中日新聞社など共催)が28日、名古屋・栄の県美術館ギャラリーで始まった。4月2日まで。

 東海3県の役員の作品、公募による入賞作など、漢字を中心にかな、篆刻(てんこく)も合わせた3部門で計773点を展示。漢字の部の公募作品では、行草体で力強く漢詩を書き上げた内山楓真さん(名古屋市中川区)と中條仁美さん(岡崎市)の2人が特選謙慎賞に選ばれた。

 古典を尊重し、学び、その味わいを追求するのが会の基本姿勢。同会顧問の樽本樹邨さん(85)=名古屋市南区=の楷書作品など、重鎮作家らの賛助作品も並べた。

 「文字の動植物園」と題し、来場者に生き物の字を書いてもらって貼り出す体験コーナーも設け、常任理事の大池青岑(せいしん)さんは「作品を味わっていただくとともに、体験コーナーで楽しんでほしい」と話した。 (小島哲男)