ジャンル・エリア : イベント | 三重 | 神社・仏閣 2023年05月22日
浄土真宗の開祖・親鸞生誕850年を記念した特別法要(奉賛法会(ほうえ))が21日、津市一身田町の高田本山専修寺で始まった。幅広い世代に寺に親しんでもらおうと、28日まで多彩な企画が繰り広げられる。 (寺岡葵)
奉賛法会は50年に1度で、今回は浄土真宗の開宗800年と、専修寺の礎を築いた真慧(しんね)上人の500年忌、親鸞が尊敬した聖徳太子の1400年忌も兼ねている。
2017年に国宝に指定された「御影堂」で毎日午前11時から行われるお勤めにはこの日、約500人が参加。桑名市から訪れた男性(76)は「宗派は違うが、50年に1度の機会に来られてよかった。これからも精進して生きていきたい」と話した。
寺周辺ではマルシェや出店もあり、大勢の家族連れでにぎわった。奉賛法会に合わせ、最新のデジタル技術で親鸞の教えに触れられる仮想現実(VR)シアターなどを備えた新宝物館「燈炬殿(とうこでん)」もオープンした。28日までは無料で公開する。能や津軽三味線の公演、夜に境内を竹明かりで照らす演出などもある。