ジャンル・エリア : 山 | 福井 | 自然 2023年05月26日
1万本のブナが広がる大野市巣原の平家平で新緑が見頃を迎えている。25日は訪れた人たちが、ブナ林の中を散策し、写真を撮るなど新緑を楽しんだ。
平家平は標高600~1200メートルに広がる森林地帯で、ブナの自然林が40ヘクタールに広がる。平家の落人が移り住んでいたとされ、「平家平」と呼ばれるようになったと伝わる。大野市が1996(平成8)年に自然環境の保全や市民の憩いの場として活用すること目的に購入した。
市によると今年の新緑の見頃は例年より1週間ほど早い。ブナ林は登山口案内板から徒歩50分ほどで、林の中には雪の重みで根元が曲がっている木もある。愛知県から来たパート従業員男性(64)は「新緑がきれい。写真で見るより、実際見ると素晴らしい」と森林浴を堪能していた。(中場賢一)