ジャンル・エリア ： 展示 | 歴史 | 福井　 2023年08月24日

メインビジュアルのクリアファイル。開館１周年記念の御朱印（手前左）と一緒に購入する来館者が多いという

　9月3日までの特別展「朝倉義景の一生」を開催中の県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館（福井市）で、イタリアの芸術家レオナルド・ダビンチの名画「最後の晩餐」を模したメインビジュアル（主要なイメージ画像）を使った土産が人気を集めている。キリストと弟子たちに代わって登場する武将らの人気投票も実施しており、注目を集めている。　（水野志保）

　メインビジュアルは特別展のポスターに採用され、開催前から写真共有アプリ「インスタグラム」などで注目を集めていた。そのA4サイズのクリアファイルが限定グッズとしてミュージアムショップで販売されている。385円。

　ファイルの表にメインビジュアルをあしらい、裏面にはシンプルに「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」の文字のみを印刷した。土産品の中でもクリアファイルは人気を集めており、開館1周年記念の御朱印と一緒に購入する来館者が多いという。

　同館は特別展の関連行事として「戦国ファンがガチで選ぶ総選挙」も開催中だ。朝倉義景をはじめ、メインビジュアルに登場する戦国武将や僧侶ら15人の中から1人を選び、投票する。特別展の観覧者が投票に参加できる。

　1階の階段脇に投票所を設け、武将らのイラストの前に並べられた紙皿にシールを貼る。人気の武将はシールでいっぱいになった紙皿が、既に何枚も積み重なっている状態だ。8月上旬に特別展を観覧した鯖江市の中学1年の男子生徒（12）は「優秀だから」と義景に仕えた武将・山崎吉家に1票を投じていた。

メインビジュアルに登場する戦国武将らの人気投票＝いずれも福井市の県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館で