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【福井】家康グッズ250点勢ぞろい 美浜・若狭国吉城歴史資料館で企画展 館長が30年以上かけ収集

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 福井  2023年03月30日

会場にずらりと並ぶ家康グッズ=美浜町佐柿の若狭国吉城歴史資料館で

会場にずらりと並ぶ家康グッズ=美浜町佐柿の若狭国吉城歴史資料館で

 ぬいぐるみやペーパークラフト、アニメキャラクターとのコラボなど、さまざまな徳川家康グッズを集めた企画展が、美浜町佐柿の若狭国吉城歴史資料館で開かれている。歴史好きの大野康弘館長(52)が30年以上かけて収集した、今では入手困難なグッズを含む約250点を並べた。4月16日まで。

 展示は今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送を機に、家康がかつて美浜を訪れたことがあることから企画した。大野さんは家康のお膝元の静岡県出身で、「苦労や我慢を重ねて天下を取ったところが好き。尊敬する部分が多い」と語る大ファン。今回は自宅にある500を超える家康グッズのうち、厳選したものを展示した。

 会場では、家康生誕の地愛知県岡崎市にある「松平元康像」の、高さ約20センチのミニチュアが来場者を迎える。ショーケースにはフィギュアや缶バッジ、葵の御紋が入った絵馬などがあり、さまざまなキャラクターとのコラボストラップも飾られている。高さ約2メートルの軍旗も目を引く。

 大野さんが顔の部分を描いた高さ10センチの紙粘土の家康は、2015年の「家康公400年祭」限定グッズで今では手に入らない逸品。このほか、1570(元亀元)年、家康が織田信長らの軍勢に参加した「越前攻め」について、2枚のパネルで説明する。

 大野さんは大河ドラマの放送開始以降、新たな家康グッズを求めて毎週のように愛知県や静岡県などを訪れ、展示グッズは4月にかけてさらに増える見込み。大野さんは「これだけのグッズが出ているのは家康が愛されている証拠。ぜひ良さを見直してほしい」と来場を呼びかける。入館料は大人100円、中学生以下50円。月曜休館。(林侑太郎)