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【愛知】地元出身?明治の大関「綾瀬川」の活躍を紹介 稲沢で資料展

ジャンル・エリア : スポーツ | 展示 | 愛知 | 文化  2023年09月12日

大関綾瀬川の資料について説明する伊藤さん=稲沢市祖父江生涯学習センター「ソブエル」で

大関綾瀬川の資料について説明する伊藤さん=稲沢市祖父江生涯学習センター「ソブエル」で

 稲沢出身とされる明治時代の大関、綾瀬川山左衛門(あやせがわさんざえもん)を紹介する資料展が、稲沢市祖父江生涯学習センター「ソブエル」で開かれている。地元でも知名度は高くない綾瀬川だが、錦絵の等身大コピーや、明治時代の番付表の写しが展示され、当時の活躍ぶりを裏付ける内容となっている。10月1日まで。

 綾瀬川は1835(天保6)年生まれの力士で、1872(明治5)年4月、東方の張出大関に昇進した。出生地については諸説あるが、当時の日誌や大正時代の村誌などに、現在の稲沢市である中野村で生まれたとの記載がある。

 展示する資料は全て、同市の伊藤利春さんが、古本屋やオークションで手に入れた。綾瀬川の土俵入りなどを描いた錦絵7点のほか、大関に昇進したときの番付表、横綱の星取表などのコピーが並ぶ。伊藤さんは「稲沢にこれだけ立派な人がいたかもしれないことを、誰も知らない。展示を見て、多くの人に興味を持ってほしい」と話した。

 観覧無料。午前9時~午後5時。25日は休み。 (寺田結)