ジャンル・エリア : イベント | 展示 | 甲信越 2024年01月10日
松川村の安曇野ちひろ公園は1、2月、例年は冬期休館としている「トットちゃん広場」を週末を中心に開館している。安曇野ちひろ美術館長の俳優黒柳徹子さんの自伝的物語「窓ぎわのトットちゃん」の続編刊行とアニメ映画の公開を記念した。物語のエピソードにちなんだ催し「トットちゃんDAY」もあり、多くの来訪を歓迎している。
トットちゃん広場で冬期も開館しているのはトモエの講堂と電車の教室・図書室。昨年12月は水曜休館を除く毎日開館。1、2月は金土日と祝日の午前10時~午後3時に開く。
記念の特別展示として、トモエの講堂では続編の表紙絵などいわさきちひろの複製画6点を紹介。物語の中で好奇心旺盛なトットちゃんが授業中に何度も開け閉めしたという展示品「フタつきの木製机」の隣に、木の机と椅子を置き、絵のトットちゃんと記念撮影もできる。電車の図書室には物語の10のエピソードをちひろの絵入りのパネルで展示。黒柳さんが幼少期に学んだトモエ学園の授業の様子を収めた写真も飾った。映画をPRする「中づり広告」も楽しい。トットちゃんの本を読んだり、映画を見たりした感想などを自由に書いて、電車の図書室に飾るオーナメントも置いてある。
「トットちゃんDAY」の体験イベントも1月は20日に「海のものと山のものでごちそう作り」、27日に「さんぽで五・七・五」がある。現在、参加者募集中。
公園の担当者は「冬期休館中のちひろ美術館の協力も得て特別展示でトットちゃんとちひろの世界に触れてもらえる企画。トモエ学園の楽しい学校生活を体験できる『トットちゃんDAY』のイベントも合わせ、楽しんでもらえたら」と話している。(問)同公園=0261(85)8822
(逢沢哲明)