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シュヴェイクに見るチェコ人気質

2009年6月22日

 ウ・カリハという人気のホスポダ(居酒屋)にいくと、太ったユーモラスな男をキャラクターにしたさまざまなグッズが並んでいます。この男はシュヴェイクといい、ヤロスラフ・ハシェクというチェコの小説家が書いた『善良なる兵士シュヴェイク』という小説の主人公です。

czech_20090622.jpg 小説の舞台は第一次世界大戦のヨーロッパ。第一次世界大戦はチェコにとって不思議な戦争でした。当時、チェコはオーストリア・ハンガリー二重帝国の支配下におかれ、オーストリア軍として戦いました。

 その一方、わざとフランス軍やロシア軍に投降して、オーストリアと戦う兵士も現れました。オーストリアが戦争に敗れれば、チェコが独立する可能性があったからです。

 そのなかで、一兵卒のシュヴェイクは相手を煙に巻き、愚直に命令にしたがいながら、逆に彼らの愚かしさを浮き彫りにしていきます。それは作者ハシェクそのものであり、シュヴェイクはチェコ人気質をよく表しているといわれています。

 プラハの居酒屋では今日もシュヴェイクたちが語り合っています。写真はウ・カリハの古いビアマットに描かれたシュヴェイクです。ラダという画家が『善良なる兵士シュヴェイク』の挿絵を描いたものです。
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取材担当プロフィール

増田 幸弘

1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。

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