KIOSKでひとやすみ
2018年8月10日
日本ではJRの売店として名高いキオスクは、中東や地中海沿岸で発達したあずま屋的な庭園の簡易建造物です。13世紀頃ペルシャからトルコに伝わり、オスマン帝国を通じギリシャ、そして地中海沿岸へと広がり、イベリア半島や北アフリカまで伝わったようです(※ちなみにKIOSKはトルコ語です)。グアムにはスペイン統治時代キオスコと呼ばれるあずま屋がスペイン総督邸の正面に置かれ、野外音楽堂としての役割も果たしていました。21世紀の今グアムでは海岸線沿いなどいたるところにキオスコが置かれ、ひとやすみしながらスペイン時代に思いを馳すことができます。
☆戦前のグアム。スペイン広場のキオスコ
☆現在のスペイン広場。日本人が多数訪れる観光スポットです
☆南部メリッソにあるキオスコは日本の淺沼組が建造し寄贈
☆ハガニャ湾沿いのキオスコには釣りを楽しむローカルの姿が目立ちます
- 桃井智子
元ツアーコンダクター。
2009年12月、思いがけずグアムへ移住することに。
以来、島でのスローな生活を楽しみつつ、ときおり、リゾート地ならではのおしゃれなレストランやバーの雰囲気も満喫。自宅ではマクロビオテック料理を作っている。
趣味は料理、ボタニカルアート、ヨーガ、マラソン、絵画鑑賞。
アクティブシニアをターゲットに、「スロートラベル」がコンセプトのコンドミニアムを開くのが夢。
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