偉大なる『プロア』
2018年9月18日
帆かけカヌーのプロア。グアムのあちこちでプロアのオブジェやマーク、模型を見かけます。プロアはクラブクロウセイル(カニの爪のような形状が由来)と呼ばれる、二等辺三角形の縦帆を持つマストが一本の帆船。3500年ほど前からアウストロネシアの太平洋で使われてきたそうです。チャモロ人の祖先のミクロネシア人やポリネシア人は、天測や生物相と海のうねりと潮の観察を行ない、独自の航法技術で単胴でアウトリガー(転倒防止の浮き)が付いた高速カヌー・プロアを操り、ときには数千キロにも及ぶ大航海を南東貿易風に逆らって進んだといいます。ちなみにハガニアの人気レストラン・プロアも、このプロアから。予約が取りにくく、いつも行列ができていますが、並ぶ価値はあるおすすめのレストランです。
☆グアム博物館に展示されるプロア
☆グアム博物館ではいくつかのプロアを見られます
☆プラザホテル内にもプロアの模型が置かれています
☆アウトリガーホテル内のプロア。それぞれにモデルやデザインが違います
- 桃井智子
元ツアーコンダクター。
2009年12月、思いがけずグアムへ移住することに。
以来、島でのスローな生活を楽しみつつ、ときおり、リゾート地ならではのおしゃれなレストランやバーの雰囲気も満喫。自宅ではマクロビオテック料理を作っている。
趣味は料理、ボタニカルアート、ヨーガ、マラソン、絵画鑑賞。
アクティブシニアをターゲットに、「スロートラベル」がコンセプトのコンドミニアムを開くのが夢。
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