秋の比叡山へ【前編】
2020年11月20日
紅葉シーズンを迎えた京都からこんにちは。賀茂ナス子です。
先日、ケーブルとロープウェイを乗り継いで、比叡山山頂へ出かけました。
まずは、叡山電車の出町柳駅から八瀬比叡山口駅へ。
歩いて5分ほどのケーブル八瀬駅から叡山ケーブルに乗り換えます。
ちょうど紅葉のはじまりで、山々の色づきを愛でながら揺られること10分。
運よく最後尾の座席に座ることができたので、後方に広がる景色を堪能することができました。
終点のケーブル比叡駅には「かわらけ投げ広場」があります。
「かわらけ」とよばれる素焼きのまるいお皿に願いごとを書き、谷底へ投げるのだそう。
3枚で100円ということで、初めてのかわらけ投げをしてみることにしました。
空中に吊り下げられた輪の中を狙おうとしたところ、輪の向きがやや斜めに。
この輪の向きの関係で、右利きより左利きの人の方が命中率は高い気がします。
実はボールを投げるのだけ左利きのナス子は、3枚のうち1枚、輪をくぐらせることができました。
谷底に投げたかわらけに願いを託したら、叡山ロープウェイで比叡山頂を目指します。
叡山ロープウェイは、日本で最初の「空中ケーブル」として昭和3年(1928)10月に登場。
当時は、高祖谷から比叡山延暦寺の西塔を繋いでいたそうです。
その後、戦時物資供出のためロープウェイが廃止。昭和31年(1956)7月に、現在のルートで再建されたのだとか。
叡山ロープウェイ駅には、再建された当時から2010年1月まで使用されていた機器類が展示されています。
山頂まで来たので、「ガーデンミュージアム比叡」に立ち寄ることにしました。
かつて「比叡山頂遊園地」があった場所で、現在は美術館と植物園の機能を持った施設。
季節の花々とハーブの香りに包まれ、琵琶湖と京都市街地を両方の景色を堪能できる展望スポットとしても人気です。
園内には、モネやルノワール、ゴッホといった印象派で知られる画家たちの作品が陶板で再現されています。
主に屋外で制作をしていたという画家たち。
陽の光のなかで名画の数々を鑑賞しながら、当時の制作風景も目に浮かぶようです。
今の季節はコスモスやダリア、菊などの花が咲き誇り、名画とともに美しい姿を楽しむことができますよ。
入口で最初に見たのが「フォックス フェイス」との名前が付けられたナス科の植物。
賀茂ナス子としては、先日の京都府立植物園以来の「ナス科」の植物との出会いです。
鈴なりの黄色い実をよく見ると、本当にキツネの顔のようです。
なかには、茶色い斑点模様がついて「ジラフ フェイス(キリン)」に近いものもありました。
この「フォックス フェイス」は園内のあちこちで出合えるので、ぜひ「キツネ」や「キリン」を見つけてみてくださいね。
また、園内の「カフェド・パリ」では、ハーブティーやランチなどを楽しむことができます。
ナス子たちは目の前にびわ湖や京都市街が広がるテラス席でビールをいただきました。
この日はやや雲が広がっていましたが、晴天時はさらに絶景を堪能できると思います。
園内にはクリスマスに向けたフォトスポットも用意されていますが、12月7日(月)から冬期休園に入ります。
この三連休など、期間中に京都観光の予定がある方は、ぜひ足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
今回の比叡山へのお出かけ、実はまだこの先もあるのです。
それは次回、ご紹介できればと思います。
【ガーデンミュージアム比叡】
京都市左京区修学院尺羅ケ谷四明ケ嶽4
叡山電鉄八瀬比叡山口駅から叡山ケーブルに乗り換えて10分、ケーブル比叡駅から叡山ロープウェイに乗り換えて5分、比叡山頂駅下車すぐ
- 賀茂 ナス子
京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。
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