新しいのに懐かしい「前田珈琲 文芸会館店」
2022年11月30日
京都からこんにちは。賀茂ナス子です。
もう12月だというのに暖かい日も多く、アイスコーヒーを飲んだりしています。
昭和46年(1971)の創業以来、京都の人々に愛され続けている「前田珈琲(まえだこーひー)」。
もともとある建物を利用した店舗が多く、お店ごとに異なる趣を楽しめるのも魅力です。
たとえば、「室町本店」は呉服店がリノベーションされ、「明倫店」は旧明倫小学校の教室跡にオープン。
京都文化博物館内の「文博店」は、旧日本銀行京都支店の金庫室が喫茶店になっています。
「文博店」の重厚な扉は、まさに金庫室といった趣がありますね。
今年の夏に京都府立文化芸術会館にオープンしたばかりの「前田珈琲 文芸会館店」も、建物の雰囲気を堪能できるお店です。
京都府立文化芸術会館(文芸会館)は、京都の文化芸術活動の拠点となる施設。
昭和45年(1970年)に開館し、400人収容のホールをはじめ、2つの大型展示室や会議室などを擁しています。
現在もお芝居や演劇、古典芸能などの公演会や作品展示会などが開催されています。
この日は「上方落語勉強会」が行われていたようです。
「前田珈琲 文芸会館店」は展示室・会議室の建物の中にあり、催し物などに関わらず誰でも利用できます。
河原町荒神口にあるので、京都御苑や鴨川の散策の合間に立ち寄るのもおすすめですよ。
椅子やテーブルなどの調度品は、もともと文芸会館で利用されていたものでしょうか。
この夏にオープンしたばかりとは思えない、歴史を感じさせるクラシカルな雰囲気がすてきですよね。
11月の終わりでしたが、暖かい日だったのでテラス席へ。
竹に囲まれた塀の向こうに、京都府立医科大学や銀杏の木が見えます。
目の前が河原町通ですが、塀があるので人通りを気にせず落ち着いて過ごすことができますよ。
また、別の日にはひとりでアイスコーヒーを飲みに訪れました。
店内では、銅像の目の前のこの席がナス子のお気に入りです。
「前田珈琲 文芸会館店」で「芸術の秋」も少し味わえた気がします。
■前田珈琲 文芸会館店
京都市上京区寺町通広小路下ル東桜町1(京都府立文化芸術会館内)
市バス停府立医大病院前下車すぐ
- 賀茂 ナス子
京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。
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