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【静岡】掛川で企画展 輝く昭和 東京五輪の時代

ジャンル・エリア : スポーツ | 展示 | 文化 | 歴史 | 静岡  2019年12月24日

聖火トーチや写真が並ぶ東京五輪コーナー

聖火トーチや写真が並ぶ東京五輪コーナー

◆聖火トーチや公式ガイドを展示

 1964年の東京五輪と、当時の高度経済成長期を家電製品などで振り返る「東京オリンピックの時代 かがやく昭和のアートとデザイン」(中日新聞東海本社後援)が、掛川市中心部の市立二の丸美術館で開かれている。チャンネル式テレビやトランジスタラジオなどレトロ感あふれる品々や五輪のプログラム、新聞記事など200点が並ぶ。

 シニア層が青春時代を懐かしみ、昔の暮らしを学ぶ小学生に学習意欲を高めてもらう展示イベント。世界をけん引した産業デザインなどを楽しむことができる。展示品は市内外の資料館や一般コレクターなどから公募した。

 家電製品は携帯音楽プレーヤーやカセットレコーダー、軟らかなビニール製のシートレコードなどが目を引く。炊飯器の表面を飾るデザインも花模様や木目などがあり、時代の流れを感じさせる。65年のグッドデザイン賞を受賞したナショナルの掃除機は、見た目や機能性が評価されて「家電の革命児」と異名が付いたという。

 先の東京五輪を紹介するコーナーには、マニア垂涎(すいぜん)の公式ガイドブックなどが並ぶ。掛川市内の聖火ランナーらの記念品やパラリンピックのメダリストを紹介した特集記事などもあり、郷土の歴史を知る機会にもなっている。

レトロ感あふれる電化製品を眺める来館者=いずれも掛川市の二の丸美術館で

レトロ感あふれる電化製品を眺める来館者=いずれも掛川市の二の丸美術館で

 来年2月9日まで。観覧料は200円。中学生以下無料。1月8、13日に見どころを紹介するギャラリートークがある。(問)同美術館=0537(62)2061

(赤野嘉春)