ジャンル・エリア : 三重 | 展示 | 工芸品 | 文化 2024年03月15日
伊勢市神田久志本町の神宮美術館で15日、特別展「式年遷宮と日本伝統工芸-不変のフォームと古からのアート-」(中日新聞社など後援)が始まる。伝統を守り続ける作家たちの技が光る織物や陶芸、漆器など52点が一堂に会する。4月17日まで。
工芸作家による国内最大規模の公募展「第70回日本伝統工芸展」に出品された中から、人間国宝による作品や受賞作を厳選して展示している。美術館が所蔵する伊勢神宮ゆかりの作家の作品も合わせて紹介している。
20年に1度の神宮の式年遷宮では、優れた技術を持つ作家たちが手がけた調度品が「神宝」として神前にささげられる。白石和己(まさみ)館長は「現代を代表する作家たちの作品を一度に楽しめる機会。式年遷宮の神宝調製に思いをはせてほしい」と話していた。
入館は午前9時~午後4時で、木曜休館。観覧料は大人500円、小中学生100円。(問)同館=0596(22)5533
(清水大輔)