【香港】蒸気料理を楽しむ
2017年2月20日
香港人たちの食への貪欲さは、実に興味深いものがあります。同じように食への関心が強い日本人とは、方向性が少しちがうのもおもしろいところです。
香港在住の人に案内され、いちばんおいしく、そして楽しかったのが蒸気料理です。蒸し器状のものがテーブルに置いてあり、そこに海産物や肉、野菜を入れて行きます。
海産物は店内に水槽があり、魚や貝、蟹やエビなど、食べたいものを選びます。種類は豊富。それを蒸し器に入れていくのですが、入れるものによって時間が決まっていて、タイマーがセットされます。
この水蒸気料理の最後のお楽しみがお粥。お米が蒸し器の下にセットされていて、一通り食べ終わると、これまで蒸した魚や貝、肉などの汁が滴り落ちた、なんとも絶品なお粥ができあがる、という仕組みなのです。日本でも流行るかもしれませんね。
ただし、海産物料理の店はボッタクリも少なくないようなので、お店選びにはご注意ください。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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