Alice's Adventures in Wonderland
みなさま、こんにちは!トロントは先週末からすっかり寒くなり、雪がちらつくようになりました。
と同時に、街も12月に向けて少しずつクリスマスモードに!これからの1ヶ月がとても楽しみです♪
さて、先日はNational Ballet of Canada(カナダ国立バレエ団)の『Alice's Adventures in Wonderland』を観に行ってきました。
カナダ国立バレエ団は、1951年に設立されたトロントを拠点としたカナダ最大の国立バレエ団です。
専用のオーケストラ楽団を持ち、一年を通じて多くのレパートリーが上演されています。
バレエは観るのも踊るのもこちらに来てからより好きになったので、そういう環境が整っていることは、トロントに来て良かったなー
と思う理由のうちのひとつです^^日本でバレエ公演を観るとなると、それなりの料金になると思うのですが、なんとこちらでは
$25からチケットを買うことができます。私はいつもこの席です(笑)!
5階席の後ろになりますが、全体がよく見渡せるのと、高い位置に席があるので、
舞台からそれほど遠いとは感じません。
また、当日の立ち見チケットなら$12で購入できるそうです!
これも国が芸術への援助に力を入れているからでしょうか。
映画と同じ料金でバレエが観れるなんてすごい!
一方、ボックス席となるとチケットは$200以上、それこそ思いっきりお洒落をして、
アルコール片手に楽しんでいるマダムたちも見かけます。
そしてこちらは、開演前の『Ballet Talk』です。
毎回バレエ団の関係者が、物語の背景や、見所などをロビーで説明してくれます。
バレエは台詞がないので、物語は複雑ではないですが、少しの動きや、舞台演出、
音楽で繊細な表現をしているので、こうやってちょっと予習できる場があるとより楽
しめるかもしれません。
さて、『Alice's Adventures in Wonderland』ですが、2011年にイギリスで初演とな
った新しい作品で、これまでのナショナルバレエオブカナダのチケットの売れ行き記
録を更新したほど、話題の舞台です。
何よりも絵本からそのまま飛び出したような、カラフルでポップな衣装や舞台装置がかわいくて華やか!
そして映像や影を使ったバレエとしてはとても斬新な舞台演出で、誰もが知っている不思議の国のアリスの世界を表現しています。
バレエの古典をコミカルに踊って見せたハートの女王はしっかり笑いを取っていましたし、かわいい子役さんの出番もあり、会場全体を盛り上げていました。物語の鍵となっているうさぎさんの演技もにくいです(笑)!
また、所々バレエ的な群舞や流れるような情熱的なペアダンスもあり、とっても素敵でした。
個人的には、タップダンスやコミカルな脇役、派手な舞台演出はミュージカルの方がより上をいっているように思えて、もうちょっとバレエ的な要素が観たかったような気もします。
生オーケストラの演奏にたっぷり癒されて、素敵な劇場を後にしました。まだまだ観劇予定があるので、その際にはまたブログしたいと思います。
日本もトロントもそろそろ冬本番!どうぞ暖かくしてお過ごしください^^
- Kumi (くみ)
東京都出身。ミュージカル俳優、人材派遣会社勤務を経たのちアメリカにて全米ヨガアライアンス資格を取得。
2009年よりカナダ・トロントへ移住し、留学生カウンセラー、ヨガインストラクターとして活動中。
好きな言葉は、人との出会いは人生のご褒美!
趣味は、バレエ、カフェめぐり、キャンプなど。