北海道には美味いジンギスカンがあるのだ
2023年9月21日
北海道でただ一人、プロのマジシャンとして数十年のキャリアを持ち活躍している友人がいる。年に数回、2人で飲みに出るのだが、最近のススキノはコロナど真ん中の時に比べると圧倒的に観光客が増え、その影響だと思うのだが名だたるジンギスカン店が客でいっぱい、外までズラリと行列をつくっている。東京ではありふれた光景だと思うが、札幌で複数の店がこんなに行列をつくっているのは珍しいかもしれない。しかも、そのせいでジンギスカンの匂いが店の外まで広がり、通りすがりの我々の頭の中も羊でいっぱいになるのだ。そんな頭が羊でいっぱいになったグルメな友人が、ジンギスカントークに火がつき、自分史上最も美味しかったジンギスカンというテーマで話したのが旭川の少し北にある士別市の「レストラン羊飼いの家」のサフォークラムジンギスカンだという。
そのレストランでは士別産のサフォークラムジンギスカンとニュージーランド産の羊肉を使用したオリジナルサフォークラムジンギスカンを出していてどちらも肉が柔らかく絶妙の味だと自信たっぷりに太鼓判を押すのだ。滅多にそんなことを言わない彼の口からその言葉を聞き、食いしん坊のボクはすぐさまネットで調べ、オンラインストア「羊と雲の丘」というサイトで早速オーダーした。オーダーしたのは「羊と雲の丘オリジナルサフォークラムジンギスカン」(ラム肉450g×2袋)4000円※送料別だ。
ほかにも「北海道士別産サフォークラムジンギスカン」(ラム肉450g×2袋)7080円※送料別というのもある。
4、5日後、お約束の商品が無事到着。しっかりとタレに漬け込まれたサフォークラムを早速自宅前の庭で試食スタート。
ガスコンロに鉄板、もやしとタマネギにタレをつけながら肉とともに口に放り込む。ボクが生まれてきたのはこの瞬間を味わうためかもと思いながら、半ば天国にいるような幸福感でいっぱいになってしまうのだ。何ともいえない肉のやわらかさとオリジナルのタレの旨味がマッチして店のこだわりが手に取るようにわかる。タレに漬け込んだジンギスカンより、北海道ならではのベル食品・成吉思汗のたれ特選をつけて食べるジンギスカンの方が好きなボクなのだが、今回はこのサフォークラムジンギスカンに軍配を上げたのだった。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。