カレーを食べながら､食の未来を考えるのだ
2023年11月20日
あっという間に今年も12月になろうとしている。しかも今年は夏から冬にワープしたような気温の変化の激しさに、冬の寒さに対する明らかな準備不足で寒さ10%増量みたいな感じだ。そんな戸惑いを感じる北海道だが､今年最も明るいニュースになったのは､もしかしたら「北海道ボールパークFビレッジ」が北広島市にオープンしたことかもしれない。北海道日本ハムファイターズの新球場・エスコンフィールド北海道を含めたエンターテイメント空間で､約32ヘクタールの敷地に球場や宿泊施設､飲食施設､アクティビティ施設などがあり､季節ごとにイベントなども開催され､子どもから大人まで楽しめる一大アミューズメント会場なのだ。
そんな注目を集める北海道ボールパークFビレッジの敷地内に、農業機械メーカーの(株)クボタが建設した農業学習施設が「KUBOTA AGRI
FRONT(クボタアグリフロント)」だ。
食と農業の未来を志向する仲間づくりの場であり､食と農業の魅力・可能性を楽しくおいしく学ぶ農業施設がこのクボタアグリフロントなのだ。
そのアグリフロント1階にオープンした「アグリフロントカフェ」に寄ってみた。早速食べてみたのは「野菜ごろごろチキンスープカレー」のセットメニュー(1760円)。
セットにはサラダとドリンクが付く。主役のチキンレッグに負けじとニンジン､ブロッコリー､パプリカ､カボチャ､レンコン､舞茸など、とろみがやや強めのスープの中にメニュー名通り野菜がごろごろとバトルロイヤル状態。しかもなんといってもその野菜の一つ一つがチャンピオンクラスの美味しさなのだ。辛さは控えめなので､めちゃ辛いカレーが希望の方には少々物足りなさがあるかもしれない。施設の植物工場で採れたレタスを使った生野菜も非常に健康的な美味しさ。
ファイターズの試合がある日は満席で入れないことが多いが､新千歳空港からもJR &バスで30分程度で行けるので、旅の選択肢の一つに含めてもいいかもしれない。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成（といっても面識は無い）。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド（札幌・社員24人）代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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