京都・岡崎のハプスブルク家 御用達ベーカリー
2023年2月28日
ベーカリー激戦区でも知られる京都からこんにちは! 賀茂ナス子です。
パンの消費量が全国トップクラスの古都・京都で、オーストリアの古都の由緒あるパンをいただきませんか?
先日、平安神宮からすぐの場所にある「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」へ行ってきました。
とても長い名前ですが、2020年にオープンしたオーストリア王家御用達ベーカリーです。
「ホーフベッカライ」はドイツ語で「王のベーカリー」という意味なのだとか。
「エーデッガー・タックス」がオーストリアの古都・グラーツで創業したのは1569年!
1569年は日本の元号でいうと元禄12年、戦国時代ですね。
1883年には、ハプスブルク帝国の皇帝にパンを献上。
1888年に「オーストリア ハンガリー帝国王家御用達」の称号が与えられたのだそうです。
2015年に日本第1号店が東京にオープンしましたが、残念ながら閉店したとのこと。
というわけで、現在、日本では京都にだけ「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」があります。
ベーカリーなのですが、店内にイートインスペースも設けられているのもうれしいところ。
まずはショーケースからパンやケーキを選び、席に着いてから飲み物をオーダーするスタイルです。
ショーケースの中からナス子が選んだのは「サンドイッチ チーズ」。
「プレッツェル」にチーズ、レタス、キュウリ、パプリカがサンドされ、岩塩がパラリ。
午前中でしたが、せっかくなので、オーストリアのビール「ゲッサー」もオーダーしました。
「ゲッサー」は、オーストリアでいちばん有名なビールだそうですよ。
塩気のあるサンドイッチとビールの相性も抜群!
背の高いグラスにも気分が上がります。
「ゲッサー」のコースターは持ち帰ることができます。
こちらは看板商品の「ハンドカイザー」に、生ハムやトマトを挟んだサンドイッチ。
ドイツの定番のパンといえば、皇帝の王冠(カイザー)をモチーフに作られた「カイザーゼンメル」。
かつては職人さんが手で成形していたそうで、「ハンドカイザー」は手成形のカイザーゼンメルなのだとか。
もちろん、サンドイッチではないプレッツェルやハンドカイザーも楽しめますよ。
ケーキもたくさんショーケースに並んでいます。
オーストリアのケーキといえば! の「ザッハトルテ」。
大きなサイズのザッハトルテも用意されているので、特別な日にもぜひ!
こちらは、ウィーン仕立ての「モンブラン」。
雪山のような山小屋のような形で、ラム酒の香りが広がる大人のケーキです。
そのほか、「モーツァルト」や「マリアテレジア」の名前がついたケーキもありますよ。
ケーキだけでなく、さまざまなオーストリアのお菓子も並んでいます。
「ヴィーナスの乳首」という名前のお菓子もあるので、ぜひチェックしてみては?
これから暖かくなると、テラス席もよいですね。
まち全体が世界遺産に登録されているという、オーストリアの古都・グラーツ。
現在8代目が店を守っている、本場の「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」も訪れてみたいです!
(写真は平安神宮 大鳥居です)
■ホーフベッカライ エーデッガー・タックス
京都市左京区岡崎成勝寺町3-2
市バス停 岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前下車、徒歩すぐ
- 賀茂 ナス子
京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。
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