【スロヴァキア】バイオリンコンクールで日本人が1位2位に
2022年9月19日
国立ブラチスラヴァ舞台芸術アカデミーが主催する第1回国際バイオリン・コンクールがブラチスラヴァで9月8日から14日の6日間にわたって開催されました。
決勝大会はスロヴァキア・ラジオ放送局の大ホールで開かれ、ファイナリストに2人の日本人と1人のポーランド人が残っていました。
ブリュッセル王立音楽院に学ぶ北田千尋さん(1996年生まれ、広島出身)は可憐ながらも力強い演奏で、ウィーン国立音楽大学に学ぶ松岡井菜(せいな 1993年生まれ、神戸出身)さんは全身を使った躍動感ある演奏で聴衆を魅了。見事、日本人が1位2位に選ばれました。
「大きなホールでオーケストラと演奏するには小手先の細かなテクニックより、全体をリードするようなものが求められます」と審査員をつとめたプラハ在住のバイオリニスト石川静さん。学生の参加者が多いコンクールとあってか、オーケストラのソリストを応援するような眼差しが印象的でした。
(写真=左から松岡井菜さん、北田千尋さん、石川静さん)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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