【スロヴァキア】深刻なインフレ
2023年2月13日
ロシアがウクライナに侵攻し、なにもかもが値上がり、生活に深刻な影響をおよぼしています。
昔のTVCMではありませんが、「3割4割は当たり前」、倍に上がったものもあります。とくに値上がったと感じるのが卵です。じわりじわりと上がっていたのですが、鳥インフルエンザも重なり、ついには侵攻前の倍以上になりました。
新聞はケーキづくりに欠かせない卵の代用品を紹介する記事を掲載し、ああすればいい、こうしたほうがいいと対策案を出しています。
稼ぎ時だとばかり、ニワトリを家で飼っている人は「卵、売ります 10個2.9ユーロ」などという札を門扉にぶら下げています。見ていると、急に飼いはじめた家もあるようです。
ちょっとおもしろいと思っているのは、市場にある卵専門店は便乗せずに、値をそれほど上げていないことです。おかげでいつも行列ができています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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