マッコリの郷 山城村へ
2019年10月15日
秋晴れの朝、久しぶりに山城村へ行ってきました。ここは釜山北部にある金井山の中腹に広がる村で、釜山名物の金井山城マッコリと黒山羊料理で知られています。地下鉄駅から村へ向かうバスは、金井山への登山客で大混雑。ほとんどの乗客は途中、いくつかの登山コース入口で下車していきました。私は村の中心部で下車、気温は市街地より2、3度低いこともあり、秋の空気がひんやりと感じられました。村をのんびり散策したあと、金井山城マッコリの工場を訪ね、本場でマッコリを一杯。金井山城マッコリは約500年の伝統を持つ麹で作られているのが特徴で、ほのかに香る麹がマッコリの味に深みを増します。秋晴れに昼酒、本当においしい一杯でした。
この山城村では、金井山城マッコリ工場や金井山城マッコリ博物館、マッコリ酢醸造所の見学ができますが、窯元の山城陶芸、ハーブ園のハーブラン野生花などの見どころも点在。この頃はカフェも増えているので、のんびりと村歩きが楽しめます。また、健脚派なら新羅時代に築かれたといわれる金井山城西門へのウォーキングもいいかもしれません。◉山城村 地下鉄1号線温泉場駅より203番バス利用、金城洞住民センター下車
- 桃井のりこ
プロデューサー・編集者。
2009年より「勝手に釜山PR大使」として活動を開始、2010年秋には釜山広域市より表彰を受ける。
フリーペーパー「釜山びより」「大邱びより」発行人。
小牧生まれの札幌育ち、東京在住。現在は東京と釜山を行ったり来たりの生活で、そして、マッコリが大好き。