【スロヴァキア】グルメの祭典
2012年6月25日
ブラチスラヴァなどにある料理自慢のレストランなどが集まるグルマン・フェストが、市内のメディツカー庭園でありました(6月15日-17日)。
レストランが屋台を出し、少しずつ試食できる仕組み。普段は敷居の高い店の味を楽しめるとあって、大勢の人でにぎわいました。10枚一組の食券を入口で購入し、それと引き替えに試食します。メニューによって、必要な食券の枚数が異なります。
同様のイベントがプラハでも開催されていますが、商売気を感じたプラハに比べ、ブラチスラヴァはなんとも緩く、のんびりしたもの。いろんな店を少しずつ試食できればいいのですが、一皿の量が多いので、2つか3つの屋台しか回れません。
料理教室やコンサートなど、盛りだくさんのイベントも同時開催。初夏の日射しの中、集まったブラチスラヴァ市民は、思い思いに試食を楽しんでいました。ぼくはレストランの食事より、おばさんが手作りしたケシの実を餡にしたケーキがいちばんおいしく感じました。そんなところにもスロヴァキアらしさを感じます。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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