【スロヴァキア】ブラチスラヴァのカーニバル
2016年2月22日
マソプストと呼ばれるカーニバルがチェコでは人気を集め、各地で行われるようになりました。スロヴァキアでは「ファシアンギ」と呼ばれています。
カーニバルは「謝肉祭」と日本語に訳されているとおり、この祭りで肉をたらふく食べ、以後、肉断ちをする宗教行事に由来しています。
チェコのマソプストは仮装して町を練り歩いたりして、なかなか楽しいものがあります。しかし、所変われば品変わるというもので、かつて同じ国だったはずなのに、スロヴァキアのファシアンギはずいぶん様子が異なります。
仮装を楽しみに出かけたら、ソーセージの直売屋台が一軒出ているだけということもありました。そう、肉を食べるという部分だけがあるわけです。
しかし、今年は子どもの仮装がブラチスラヴァの旧市街でおこなわれ、様子が少し変わってきました。まだほんの小さな規模でしたが、これといった祭りのない街なので、今後が楽しみです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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