【チェコ】残念な日本語の落書き
2016年10月31日
プラハの地下鉄駅を出たところに、「沼原」と読める、大きな落書きがありました。おそらく日本人名なのでしょう。それを見て、とても残念な気持ちになりました。
たしかにプラハは落書きの多い街で、せっかくのきれいな街並みも台なしです。しかし、なにが書いてあるか、チェコ人にさえわからない暗号のようなものが多く、それはそれでプラハの今を物語っているように思っていました。
そんななかに、いきなり漢字の落書きを見つけ、目が点になりました。これがはじめてプラハに現れた日本語の落書きではないかもしれませんが、少なくともぼくが見たのははじめてだったので、強い衝撃を受けました。そして、恥ずかしく、申し訳なく思いました。
2014年には国民劇場に落書きした日本人が器物損壊容疑で逮捕されています。軽い気持ちでやったのでしょうから、「沼原さん」、どうか早く消してください。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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