【チェコ】「食べる>飲む」のレストラン
2016年11月 7日
チェコというとビール。ビールといえば、ホスポダと呼ばれる居酒屋になります。居酒屋料理にもおいしいものがありますが、日本のように飲みながらつまむ習慣はあまりなく、基本、飲むときは飲むです。つまり「飲む>食べる」になります。
このところ、プラハにも「食べる」に比重を置いた、おいしい店が現れるようになりました。食へのこだわりは、チェコ第二の都市ブルノでまず芽生え、波がプラハにも移ってきた感じがします。
こうした店の担い手は、国外で長らく暮らしたチェコ人や、チェコ人と結婚してプラハに住みはじめた人たち。チェコ人と結婚したフランス人のはじめた家庭料理の店はそのひとつ。
とても小さな店で、日替わりのメニューも限られたものなのですが、とてもおいしく、ホスピタリティーにあふれています。「食べる>飲む」はプラハの新しい店選びの基準かもしれません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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