【チェコ】チェコセンターでのデザイン催し
2018年12月 3日
さる11月5日、チェコ大使館映写室で「ブルノ・ビエンナーレと日本のデザイナー」と題する講演会を催しました。グランプリを受賞した勝井三雄さん、立花文穂さん、ヤスダユミコさんを招き、それぞれの経験を語っていただきました。
社会主義時代にブルノを訪れた勝井さんはウィーンから小型の乗り合いバスのようなものに乗り、国境では厳しい検問にあったそうです。立花さんは受賞の知らせを聞いて急遽、チェコに飛び、主催者を驚かしたとのことした。
ニューヨークのADC賞をはじめとする国際賞を総なめにしてきたヤスダさんは、出品作を丁寧に審査するブルノ・ビエンナーレの独自性を高く評価しています。
その一方で、デザインのありようや、グローバリゼーションにより、長い伝統のあるブルノ・ビエンナーレを見る目も、とくに若いデザイナーたちのあいだで変わってきているとの指摘もありました。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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