【スロヴァキア】日本のマヨネーズ
2022年5月16日
いまどきはもう舶来品なんて言葉は死語に近くなっているものの、明治屋や紀ノ国屋、ナショナル麻布スーパーマーケットに外国の食材が並ぶ光景に心惹かれる人は少なくないのではないかと思います。
ただ海外在住者からの目で見ると、現地ではごくありふれた日用品が"高級品"として売られていて、驚かされることもあります。
寿司ブームを背景に、日本から輸入された醤油やわさび、海苔がスロヴァキアのスーパーにも当たり前のように並ぶようになりました。ジャポニカ米も「スシ・ライス」などの名前で売られています。
そのなかでやや別格の扱いを受けているのが日本のマヨネーズで、店によっては恭しく飾られているところもあります。キユーピーやケンコーのブランドのものをスロヴァキアでは見かけます。
スロヴァキアでもっとも一般的なのはアメリカのマヨネーズなのですが、日本のものほうがコクがあって、うまみが多いのが人気の理由です。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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