【スロヴァキア】ドナウ川沿いの公園
2022年8月22日
渡船の改札口だった建物を先週、ご紹介しましたが、対岸には緑溢れる42ヘクタールという広大な公園があります。
このヤンコ・クラール公園は、国民的な詩人(1822-76)の名前にちなみます。整備されたのは18世紀にさかのぼり、そのころに植えられた大きな木もあります。
木が多く、その植生も豊かで、街の中心部に位置しているとは思えないほどです。旧市街からSNP橋をわたって歩いてアクセスでき、またアウパークというショッピングモールと隣接していることもあり、市民の憩の場として利用されています。
公園はもともとドナウ川の氾濫原という歴史があり、実際、増水すると一部が冠水します。それにより街が浸水するのを防ぐ仕組みがあるわけです。
ただ冠水するような年はなかなか水が引かず、大量に蚊が発生します。河畔から直線距離で4、5キロ離れたわが家まで飛んでくるくらいなのです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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