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【スロヴァキア】波止場の機能主義建築

2022年9月 5日

 ドナウ河畔に目を惹く近代的なデザインの建物が建っています。
slovakia_20220815.jpg
 この建物は建築家エミル・ベルシュ(1899-1979)により、1931年に建てられました。29年にはじまる世界恐慌の影響を、18年に独立したばかりのチェコスロヴァキアが強く受けだした時期にあたります。

 現在はプロペラという喫茶店とイベント会場になっているのですが、もともとはドナウ川の右岸と左岸を結ぶ渡船の改札でした。のちに喫茶店の部分が増築され、待合室として機能していました。

 渡船は1893年にはじまり、2003年までの110年間、つづきました。対岸のペトルジャルカ側はいまでこそ大団地群が広がりますが、開発は戦後のことで、プールや遊園地などがあったようです。通勤や通学ではなく、行楽のための船だったわけです。

 この建物は長らく放置されていましたが、レストアされて蘇りました。壊すより活かすほうがいいなあと思います。
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取材担当プロフィール

増田 幸弘

1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi