【スロヴァキア】手作り味噌
2022年12月12日
海外での生活をはじめた当初、味噌は日本からもってきたものや、送ってもらったものを使っていました。
味噌の厄介な点はとにかく重たいこと。味噌の消費量は一人あたり年間2キロ弱程度のようですから、家族4人で7~8キロになります。そのためわが家では味噌を麹から手作りしています。
材料はお米に麹菌を振りかけて米麹をつくるところからはじまります。それを蒸した大豆に混ぜ、味噌玉をつくって寝かせるのです。
冬の時期に仕込み、出来上がるのは秋。たまり醤油も合わせてできます。蔵に住み着いた菌も味噌や酒の発酵に関わるといわれていますから、ブラチスラヴァならではの味噌に仕上がっているはずです。
なんでもやってみればこうしてできるわけですから、なんでも試してみたくなります。近ごろではスーパーでもときどき味噌を売るようになりました。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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