【スロヴァキア】クリスマスと本
2022年12月19日
スロヴァキアは人口およそ550万人の国です。ですからスロヴァキア語で書かれた本の読者は最大でもそれくらいで、ざっくり日本の20分の1の市場規模になります。
そのわりにショッピングモールには必ずといっていいほど大きめの本屋さんがあり、どこもそれなりにお客さんがいつも入っています。
なかでも最大の「商戦」になるのがクリスマスです。クリスマスプレゼントとして本が定番になっているからです。スロヴァキアやチェコではクリスマスツリーの下にプレゼントをいくつも並べる習慣があり、本は値段的にほどよいプラスαになっているのもあるかと思います。
プレゼントの目安として、チェーンの書店がタブロイド版のちらしをつくり、各家庭に配布していました。子ども向けから大人向けまで選び、識者がコメントを寄せています。なかなかいい習慣だと思います(私ももらったり、渡したことがあります)。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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