【スロヴァキア】スロヴァキアの謝肉祭
2023年3月 6日
チェコではマソプストという謝肉祭を、スロヴァキアではファシアンギといい、ドイツ語由来だそうです。
10年ほど前にスロヴァキアに引っ越してきたとき、この地域にはどんなお祭りがあるのかと聞いて、首を傾げられたことがありました。町中ということもあって近隣の付き合いが希薄で、実際、祭のようなものはクリスマス以外にはとくにありませんでした。
プラハでずいぶん盛り上がっている謝肉祭は近隣の村はやっているものの、ブラチスラヴァでは幼稚園や小学校で子ども向けに開かれている程度でした。
それが一つひとつ増え、イースターの飾りを広場でしたり、グラーシュ(ハンガリー風のスープ)大会を開くようになりました。
謝肉祭もついに旧市街を練り歩くパレードにまで発展し、おおぜいの人が仮装して集まりました。気合いの入れ方はプラハに比べまだまだの印象ですが、これからが楽しみです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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