【スロヴァキア】危険な場所
2023年5月15日
普通の人は近づかないほうがよい「危険な」場所が、大きな都市にはたいていあるかと思います。
駅前の繁華街だったり、ネオンがぎらぎらしていたり、怪しげな店が並んでいたりして、観光で訪れても本能的に避けようとするでしょう。まあ、そうした場所がおもしろいのですが、無用なトラブルに巻き込まれやすいのはたしかです。
ブラチスラヴァの旧市街は観光客を狙ったスリ集団が現れたりすること以外、それほど危険な場所があるわけではありません。ただし、地元の人でも避ける、「あそこだけはヤバイ」と言われる場所があります。おもにクスリ絡みなのですが、警戒のために警察の派出所が最近できたほどです。
もっとも街の外れで、観光客が訪れるような場所ではないのでご安心ください。見た目はなんてことないですが、くれぐれもどこだろうと興味をもってぶらつかないように。この界隈だけはすれ違う人も、やっぱりちょっと怖いですから。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」（白水社）や「プラハ カフカの生きた街」（パルコ出版）などの著作がある。
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