【スロヴァキア】夏の終わりに
2023年9月 4日
ブラチスラヴァの街はお世辞にも綺麗とはいえません。ゴミが捨てられ、煙草もポイ捨て。
問題をスロヴァキアの人も自覚していて、「汚い町だろ」と嘆いています。電柱ごとにゴミ箱が設置されてだいぶよくなったものの、吹きだまりのようなところは決まってゴミの山です。
洗濯物が飛んだだけなのでしょうが、女性の下着が艶めかしく落ちていたりすることもよくあり、目のやり場に困ります。
ちょっと不可解なものが落ちていました。ビーチサンダルなのですが、たぶんバカンスで海にでも行ったのでしょう。洗ってベランダで乾かしていたものが風に吹き飛ばされたのかなと思いました。
でも、右と右なんです。デザインもサイズも同じなので、これで揃いなのはたしかなようです。こんなちぐはぐさはブラチスラヴァらしいなと思います。謎を残して、例年より暑かった夏が終わり、気づけば秋の空です。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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