釧路の鳥松、千房
2013年4月 1日
札幌から車で5時間、道東の中心的都市、釧路はどんな街かというと、冬は雪が少ないが、風が異常に冷たく気温も低い。そのわりには青空がきれいで、日差しも明るい。夏は涼しく、夏に涼しいところへ旅行したいという人には絶対おすすめ。食べ物は平均してうまい。一応有名なのは、ザンギ(鶏のから揚げ)、そば、釧路ラーメン、スパカツ。また、シシャモ、時鮭(トキシラズ)、サンマなどの魚介類もいける。
今回寄ったのは、ザンギ発祥の店として知られる「鳥松」(釧路市栄町3の1、電話0154-22-9761)、JR釧路駅から歩いて15分ほどにある飲み屋街の一角にある地元では有名な店だ。カウンターのみ15席の店にあまり愛想のよくないご夫婦が、ザンギと北海道では呼ぶ鶏のから揚げをつくっている。多いのはテイクアウトを頼みにくる地元客。明らかに常連客ぽい人たちがほとんど切れめなく買いに来る。一緒に行った地元の人いわく、この店に20回位来たが、いつもこんな感じとのこと。頑固そうな夫婦のことでもあり、テイクアウト客の多さでもあるよう。
翌日、釧路のソウルフードともいわれているスパカツを食べに「千房」(釧路市曙2丁目1の3、電話0154-37-5024)に寄った。釧路でスバカツといえば、末広町にある「泉屋」、そしてその流れをくむ、この店なのだ。鉄板の上にボリュームたっぷりの太めのスパゲティーに、ドドーンとカツがここぞとばかりに鎮座する。こんな高カロリーな食事をいつもしてたら病気になるかもと思いながらも、楽々完食してしまう自分の胃袋の底知れないタフさに感動。この店が近所にあれば週に1回は食べに行きたい。釧路のスパカツ、恐るべしだ。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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