トボトボと小樽の市場へ行ったGW
2019年5月 3日
GWとはいえ、中途半端に仕事があり、何もかもノープランな僕は、
せめて美味なつまみを食べながら一人酒を楽しみたいと、
朝からトボトボ新南樽市場(しんなんたるいちば・小樽市築港8番11号)へ向かった。
余談ながら、北海道に現存する市場は北海道卸売市場整備計画によると
平成27年の調査で78市場、その中に僕が住んでいる小樽に存在するものが15市場程度、含まれているようだ。
さて、トボトボ向かっている新南樽市場は、JR小樽築港駅と南小樽駅の中間くらいの位置にあり、
小樽築港駅直結の複合商業施設、ウイングベイ小樽の近くと表現するのが分かりやすいかもしれない。
令和元年にすでになっている現在、僕は60歳のおじさん又はおやじである。
今60歳を過ぎている人たちは、生まれた時からすでにスーパーマーケットが
近所にあったわけではなく大抵は市場や魚屋、八百屋に母親と行って毎日のおかずを買っていたのである。
したがってたいていは小学校のクラスメイトには、魚屋の娘や八百屋の息子がいたのではないだろうか。
函館で生まれ育った僕が初めてスーパーマーケットに行ったのは小2の時で、
遠足に持っていくおやつが80円以内と決まっていたので、
駄菓子屋で買うよりスーパーマーケットで買った方がたくさん買えると思ったからだ。
そんな懐かしい昭和の古く良き時代を、市場に行くと自然に思い出す。
新南樽市場は1999年にスタートしたもので、南樽市場(小樽市新富町12番1号)の
別館みたいな存在かもしれない。
南樽市場は1949(昭和24)年に木造2階建の長屋方式で建設されたものを、
1968(昭和43)年に老朽化のため建て直したものだ。
完成当時は全国でも有数の市場として入り切れない位の人で賑わっていたそうだ。
さて、僕が足を運んだのは新南樽市場の方だが、現在も鮮魚販売店を中心に25店舗が営業していて、
地元の人たちを中心に観光客の顔もチラホラ見える。
サケ、ホタテ、ホッキ、マグロ、ウニ、ボタンエビなどなど、夢に出てきそうな鮮魚オールスターズの面々。
特に北海道でも水揚げ量が多くない八角(ハッカク)が独特のフォルムで幅を効かせている。
やるなお主と八角を見ていると、何とその下に大リーグでもエースで4番かといった風格で小樽産あんこうが登場。
ど肝を抜かれるその出で立ちとは相反するように、値段は1800円と高いのか安いのかよく分からないプライスゾーン。
とりあえず僕は今が旬のウニを買って酒を飲むことにした。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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