札幌のカレーがわかるムックを制作したのだ
2021年9月27日
日本はカレー好きが多い国のような気がする。
僕もルーカレーはもちろん、札幌発祥で知られるスープカレーや全国的に人気急上昇のスパイスカレーも好きだ。
特に最近は2日に1回は行くくらいスープカレーが気にいっている。
きっかけは依頼を受けてカレーのムック本を制作したことにある。
今までも札幌のカレーを紹介する本や雑誌は何度も制作してきているが、今回は10年ぶりくらいの制作になる。
そのカレームック、ぴあMOOK「おいしいカレーの店」札幌版の巻頭ページのインタビューで「カレーのマチさっぽろ推進委員会」の会長であり、スープカリーの匠(ハウス食品)のTVCMに登場していることでも知られる(有)SPICE GO GOの代表 井出剛(イデゴウ)氏にお会いすることになった。
さてお会いする前にまず井出さんが経営している「札幌らっきょ」の最新の味を確認しておく必要あり、ということで「札幌らっきょ琴似店」(札幌市西区琴似1条1-7-7カピテーヌ琴似1階)に向かった。
琴似JR駅から徒歩5分程度、琴似のメインストリートから少し中通りにある20席ほどの小さな店だ。
人気メニューの「知床鶏スープカレー」をオーダーした。ほろりとやわらかな知床鶏のレッグを主役にニンジン、ジャガイモ、ピーマン、卵などシンプルな具材がおいしそうに並ぶ。
じっくりと10時間かけて作る無添加スープはコクと香りを併せ持つスパイシーな味わい。ライスは白米または玄米ブレンドだが、さりげなくついている海苔の塩味がカレーにピッタリ。
自宅で作る井出さん監修のスープカリーの匠もなかなか美味。
そんなうまいスープカレーを食べてご本人にお会いした。井出さんはTVCMの演出上、いかにもカレー職人という感じで見られることが多いと思うが、店舗にとどまらず、さまざまなカレーイベントなどを仕込んできただけあり、なかなかバランスのとれた好印象の方。
スープカレーの歴史をつくってきたレジェンド的な方々に敬意を表しながら、札幌のカレー文化を後世につないでいきたいと語ってくれた。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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