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さっぽろみそラーメンの元祖といえば

2022年12月19日

 202281日で札幌市は市制100周年を迎えた。北海道内で発行部数最多の北海道新聞紙面では、「札幌市100年いまむかし」というタイトルで多角的に札幌市の100年を紹介する企画を展開中。そのグルメ編で掲載されているのが、今なお進化を続ける札幌ラーメンのルーツと変遷だ。実は23年前の1999年にも「20世紀 北の記憶」という企画が同紙で連載され、その第53回に「札幌ラーメンは3軒の素人屋台から始まった」というタイトルで札幌ラーメンのルーツを辿っている。そしてこの時の紙面に書かれている屋台から始めた「元祖」3人とは「だるま軒」の西山仙治氏、「龍鳳」の松田勘七氏、「味の三平」の大宮守人氏(3人とも故人)だ。

 今回足を運んだのはこの中でも、みそラーメンを考案したとされている「味の三平」だ。

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札幌都心にある札幌PARCOの東隣りにある文具店「大丸藤井セントラル」(札幌市中央区南1西3)4階にあり、現在もタイミングをはかって行かないと行列ができている状態だ。

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営業時間が11時〜18時半なので、ボクの場合は15時前後に寄ることにしている。「味の三平」の先代は「みそは体にいい」が持論でみそ汁をヒントに工夫を重ね「味噌味メン」を生み出し、それがやがて「味噌ラーメン」という名前で知られるようになったようだ。それが1954年頃で当時は70円くらいで売り始められたそう。1999年の北海道新聞紙面には、入院中の夫(先代)にかわりインタビューを受けた奥さん・カズエさんのコメントとして「なぜ日本人はみそをもっと活用しないのか」と言った米国人客や、「みそ汁もラーメンも食べたい」という単身赴任の転勤族の声がヒントになったと掲載されている。

 みそラーメンのスタンダードになっている縮れ麺や、ラーメンライスというセット名もこの「味の三平」が発祥といわれている。1番人気の「味噌ラーメン」は、スープが意外なほど透明感があり、テーブルに置いてある辛みそを少し入れて食べるのがおすすめとのこと。

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170円のシューマイも非常に美味で、ビール(サッポロクラシック)をギンギンに冷えたグラスで飲み、シューマイ3個に「味噌ラーメン」で1510円というお会計。こんな美味しいラーメンを食べられるのも、この先代のような偉い人たちのおかげなのだと今日も感謝。ちなみに「味の三平」は毎週月曜と第2火曜が休業日なのでご注意を。

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取材担当プロフィール

浅井 精一

いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi